上腕骨外顆骨折(じょうわんこつがいかこっせつ)
上腕骨外側顆骨折(じょうわんこつがいそくかこっせつ)、上腕骨外側上顆骨折(じょうわんこつがいそくじょうかこっせつ)ともいいます。
子どもの肘関節周囲の骨折の中で2番目に多い骨折です(1番多いのは上腕骨顆上骨折で、上腕骨外顆骨折とは折れる場所が違います。外顆というのは、腕の骨のより肘に近いところが折れます。)
原因
ころんで肘が伸びている状態で手をつき、腕が反って、肘の外側を折ってしまいます。
症状
肘の外側に腫れや強い痛みがあって、動かせないこともあります。
治療
外顆骨片(骨折した骨のかけらには、指を伸ばしたり手のひらを天井のほうに向けたりするための筋肉がついていて、固定しにくい骨折であり、ずれが2ミリ以上あれば手術で固定します。
骨折部分の成長障害がおこることもあり、変形などに注意が必要です。