骨盤骨折

骨盤は腸骨、恥骨、坐骨から構成されております。

股関節を形成する寛骨臼も骨盤の一部です。

骨盤は人体のなかで大きな丈夫な骨のひとつです。骨盤が骨折する場合は一般的に高エネルギー外傷ですが高齢者は軽い外傷で恥骨や坐骨が骨折することがあります。これは骨粗鬆症が骨折しやすい状況を作り出していることが考えられます。

高エネルギー外傷の場合は失血死の原因にもなりますので非常に難し状況を生み出す骨折です。

手術を要する場合も多々あり難しい手術の一つです。

また股関節を形成する寛骨臼の骨折は変形性股関節症に移行することがあります。

成長期の骨盤は成長軟骨線のあたりが脆弱なことがあり下前腸骨棘などスポーツで剥離骨折をしやすい箇所があります。