大腿骨頭すべり症

成長期の大腿骨頭にある骨端線(成長軟骨板)がずれていく病気です。

10歳から14歳くらいまで(青年期早期)の太った男児に多く見られます。

股関節の痛みと足をひきずって歩きます。足先を外側に開いて歩く場合が多いです。

股関節を内側へねじる(内旋)と痛みを訴えます。

突然発症して激痛を伴うものから、痛みをほとんど自覚しない例まで様々です。膝や踵を痛がる場合もあり発見が遅れる場合も少なくありません。

多くは片足に発症しますが、20~40%の人は両方の股関節におこります。