股関節唇損傷

股関節を形成する骨盤側の窪み(寛骨臼)のへりには軟骨のヒダが存在しています。

そのヒダを股関節唇と呼びます。ケガや股関節の形態異常と関連し股関節唇損傷は生じます。

股関節唇には神経が豊富であり損傷により痛みが強く感じられます。

股関節唇損傷と関連する形態異常には寛骨臼形成不全(臼蓋形成不全)や大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)、変形性股関節症などがあります。

診断は所見と特殊なMAI撮影であったり造影剤を使用したCTで画像診断をします。

リハビリや生活指導で症状が良くなることがありますが関節鏡などの手術で治療することがあります。