橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)尺骨遠位端骨折(しゃくこつえんいたんこっせつ)
手首から肘の間の骨は2本あり、いずれ手首から肘までつながっています。
親指側を橈骨とうこつ、小指側を尺骨しゃっこつといいます。
手をついて転んだときに骨折しやすいのは、橈骨で手首に近い部分が骨折しやすいです。
その骨折を橈骨遠位端骨折とうこつえんいたんこっせつとよびます。
もう一本の尺骨も同時に折れることがあります(尺骨遠位端骨折)。
原因
骨がもろくなった(骨粗鬆症こつそしょうしょう)がある高齢女性が、ころんで手をついたときにおこりやすい骨折です。またスノボーなどで転んで手を強くついたり、バイク事故などでおこることもあります。
症状
手首のきつい腫れと痛みがあり、手首に力が入らないことがあります。
治療
固定(ギプス・シーネ)するか、骨のずれがひどい場合は手術を行います。